と、
音楽と、
読書

浅学と不徳としたり顔と

音の鳴る何がしの修練を10年続けて、ときには1日のすべてをそれに費やし(嗚呼、なんとエゴイスティックで効率の悪い時間だったことだろう!)ても尚、私はあまりにも未熟で、そして音楽の奥深さには恍惚と諦念すら感じるというのに、たった1年とすこしばかり「おしごと」をしただけで、にわかに〈したり顔〉をしたがる阿呆が私のこころのなかに住みついているのだから、本質を捉えない類比、抽象的で何も言っていない言明など、阿呆たらしめる一切合切を解きほどいて、蓮池から血の池まで叩き落としやり、その浅学と不徳に対峙させねばならない。