伝えたいこととかあんまり無いんですよ

ウェブマガジンのVATEに、私が尊敬しているギタリストのひとりである馬場孝喜氏のインタビューが載っていた。

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阪大の理学部で物理学を学び、そこからミュージシャンとして生きていく道を選んだ、いわゆる変わり者だ。

音楽的には、ブラジルの音楽の原始性の話など強い共感を覚えた。しかし、より印象的だったのはその生き方だ。メジャーデビューの欲はないという馬場氏に、インタビュアーが将来の夢を問うとこう答える。

すみません・・。でもどうして自分がこうなったのか、とかわからないんですよ。自分が何者かもわからない。でもそれが楽しいみたいな。そういう人間なんですよ。

ああ、リアルだ、と思った。建前の夢や理想を語らず、こうやってあっけらかんと本音を吐き出す人はこの御時世珍しい。しかし、生きるとはきっとこういうことなのだと思う。

わからないものを、もっと慈しもう。

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