就活とはインターンをすることである

日系の教育系の会社で、新規アプリ立案・開発するインターンに参加した。 恐れ多くも最優秀賞とMVP賞を頂き、誕生日まで祝って頂き、とても貴重な体験をすることができた。

いつのまにやら年の瀬なので、すこしずつ今年のことを振り返っていこうと思う。 今年は合計5つの会社での短期インターンと、2つの会社での長期インターンがあった。

短期

  • 日系証券の会社で、専門職の業務体験
  • 外資証券の会社で、専門職の業務体験
  • 日系人材系の会社で、新規事業立案
  • 日系IT企業で、新規アプリ立案
  • 日系教育系の会社で、新規アプリ立案・開発

長期

最初に、人材系でのインターン

インターンに参加したのは今年の2月が初めてで、自分の専門とは全く異なる人材系の会社だった。選考では深掘りに深掘りを*1され、自分の考えの浅さを突きつけられた。「就活などしていて、今の自分に足りていないものは何だと思いますか?」という質問に、「プロテインですかね」と答えたのにも関わらず通過させてくれた面接官の方には感謝してもし切れない。

プログラムは課題の難易度が高くなかなか成果が出なかったが、「ユーザーのニーズと課題を抽出する」ことの面白さを体感することができた。走り回ってインタビューをし、街の人からさまざまな意見を聞いて、そこから潜在的なニーズの仮説を立てるのは、人の気持ちに寄り添えてるようでやりがいがあった。

メンターの方からは常に「内省」と「対話」を意識させられ、議論の中身よりもっとメタな、姿勢や取り組み方にかんするフィードバックを大量に貰い、会社よりも何よりも「自分のことをよく知れた」インターンだった。

人材ベンチャーでの長期インターン

最初のインターンを終えモチベーションが上がっていたので、いくつかの会社の長期インターンの選考を受け、最もピンと来た人材ベンチャーでのインターンに参加した。特に業界を絞っていたわけではないが、人材業に縁があるようだった。4月からかれこれ8ヶ月間、ユーザーインタビューから企画・開発まで社員さながらの経験をさせて頂いており、これまでだけでも得たものは測り知れない。

もちろんユーザーのニーズを抽出したりソリューションを検討する点は先述のインターンと共通する部分があるが、ここは「Webプラットフォームでプロダクトを作る」会社だった。Web開発に触れる中で、テクノロジーの中でもとりわけスマートフォンやパソコンのバイラルの力を感じ、「デジタルでプロダクトを作る」ことに強い可能性を見出した。

また、このインターンに来てようやくその重要性に気付かされたのは、

  • 言語化能力
  • 整理力

の2つだった。

どうやら自分はイメージでものを考えるくせがあり、「イシューからはじめよ」*2でも指摘されていて、「たしかになあ」とは思っていたが、行動には移せていなかった。 これらの「必要性」を肌で感じれたのはとても大きい。

『ビジュアル思考型は言語思考型が言っていることを理解できるが、逆に言語型はビジュアル型の言うことを理解できない。ビジュアル型は自分が取り組もうとしているイシューを言語化しないと生産性が大きく下がる』

証券会社でのインターン

自分の専門は数理ファイナンスで、金融商品のプライシング理論をやっている。「実生活で役に立ちそう」というぼんやりとしたモチベーションから選択しただけで、必ずしも経済に関心があったわけではなく、どちらかといえばその背後で使われている「確率論」と呼ばれる数学を勉強したかった。

しかし、汎用数学だけを勉強するわけにもいかず、研究に強い興味が持てない苦しみを感じながら勉強を続けている。入学前は、「金融業界で、証券会社でも行ければいいかな。」と甘く考えていたが、参加してみたインターンの現場には(当たり前だが)経済に興味が無いという人は全く居なかった。

証券会社2社で専門職のインターンで、与えられた課題をそれなりにこなすことができ想像以上の評価を得たものの、残念ながらそのかんどころを掴むことはできなかった。もちろん数学それ自体は楽しいが、「なんのためにやっているんだろう?」という疑問は常に頭にあった。

IT企業でのインターン

証券会社でのインターンとほぼ同時期に、IT企業でのアプリ開発のインターンに参加した。 課題解決の議論やソリューションの検討、アプリケーションの形に落とし込み。すべての工程がとても楽しかった。 圧倒的に頭脳派の企業で、得られた学びはとても多く、自信を持って力がついたと言える。 ここで出会った友人たち・メンターの方々を通じて、「それなりに気の合う人達」というのも求めていることがわかった。

最後に、日系教育系の会社

そして今年最後に参加したインターンは、

  • 課題解決の議論
  • デジタルを使ったソリューション検討
  • 気の合う人たち

という3点において今までの自分のニーズに応えてくれたかのようなインターンだった。 3日間楽しくかつ熱く議論を積み重ね、最優秀賞とMVP賞まで頂き、本当に強い感謝を抱いた。

そして、自分と「気の合う」人たちは、傾聴力のある人たちだとわかった。 好奇心が強く、質問力があり、意見を出しつつも、お互いの話に耳を傾けることの人たちとの議論は生産的で、有意義だった。

今年1年間のちょっとした経験たちが少しずつ線になってきたような気分で、道が見いだせてきた気がする。

*1:モチベーションの深掘り面接。「コンピテンシー面接」と呼ばれるものらしい。

*2:最初から最後まで一切読み飛ばすところのない名著。