と、
音楽と、
読書

浅学と不徳としたり顔と

音の鳴る何がしの修練を10年続けて、ときには1日のすべてをそれに費やし(嗚呼、なんとエゴイスティックで効率の悪い時間だったことだろう!)ても尚、私はあまりにも未熟で、そして音楽の奥深さには恍惚と諦念すら感じるというのに、たった1年とすこしばか…

旅に出る理由なんて何一つ無いあなたが、きっと旅に出たくなるシティポップ5選

ぼくらが旅に出る理由 旅が好き、という方は多いですが、その理由を答えられる方は少ないのではないでしょうか?これまでも数々のアーティストが旅の理由をテーマにした曲を書き上げ、歌い上げました。 くるりは、「僕が旅に出る理由はだいたい百個くらいあ…

「なぜ」を繰り返していても、本質を見抜くことは出来ない

トヨタ式の『なぜなぜ分析』は、「なぜ」を5回繰り返して本質的な理由を究明する手段として有名だ。実際にはトヨタだけにかぎらず、ビジネスのさまざまなシーンで「なぜ」を繰り返し問うシーンが見受けられる。私も、就活の面接において、意思決定の理由を…

Day 12 好事成双(終)

@マレーシア・マラッカ 「あることに気付いた。館内にある家具や食器など、すべて偶数個なのである。」

Day 11 東洋のベニス・マラッカ

@マレーシア・マラッカ 「マラッカには、文化の混沌がある。」「マラッカには、共有の文化がある。」「マラッカには、水がある。」

Day 10 クアラ・ルンプールの打ち上げ花火

@マレーシア・クアラルンプール 「ある晩、いつものように食事を取っていた折に、街に突然銃声のような〈破裂音〉が響いた。」

Day 9 都会に埋没して

@マレーシア・クアラルンプール 「私は、焦っていた。ここでは、ありとあらゆる欲望を満たせる。」

Day 8 クアラ・ルンプールでは、眉に唾を付けよ

@マレーシア・ペナン〜クアラルンプール 「私たちは事無きを得ることができたが、彼女は私の代わりにいつまでもプンスカ怒っていた。」

Day 7 私たちは、人を変えることはできません。

@マレーシア・ペナン 「私たちは、人を変えることはできませんが、仏陀が拓いた道を辿っていくことで、自分は変えられるのです。ところで――」

Day 6 説教おじさん is everywhere

@タイ・ハジャイ〜マレーシア・ペナン 「乗客から舌打ちやため息が漏れ始めた。みな、明らかにイライラしていた。」

Day 5 マレー半島を寝台列車で南下する

@タイ・バンコク〜ハジャイ 「列車は夜を徹して走り続け、予定通り翌朝6時にハジャイ駅に到着した。」

Day 4 キム・ジョンイルはお好きですか?

@タイ・バンコク 「すらっと伸びた手足、引き締まった腰回り、丁寧に施された化粧。」

Day 3 シンハー・ビール・デイ

@タイ・バンコク 「リズム・セクションにピアノ・ソロが合流した。やはり。彼の音だ。」

Day 2 「カ〜ンブリア〜!」

@タイ・バンコク 「目的地を告げると、『カ〜ンブリア〜!カ〜ンブリア〜!』と叫ばれた。」

Day 1 ぬるっとバンコク

@日本・成田〜タイ・バンコク 「ぬるっとした風が身体にまとわりついた。」

Day 0 Ticket to Bangkok

@日本・東京 「すなわち、この単位を取らずして卒業はできない。」

社会人特有の「◯◯と思っていて〜」という表現について

社会人の会話は独特だ。私も就活生としていくつかの会社のミーティングなどに足を突っ込んだことがあるが、会議では「社会人の会話表現」が使えないと歯が立たない。初心者はまずは、「そもそも、これの目的は何だったっけ?」と5分に1回ほど尋ねておくと…

なぜ、素晴らしい音楽を聴くと涙が出るのか?

部屋で小曽根真の"We’re All Alone"を聴いていたら、気付いたら涙が出ていた。 私も音楽の演奏者の端くれとして、「どうすればライブで人が感動するのか?」ということを考える。そのため、音楽を聴いて涙が出たり鳥肌が立つと、思わず心の琴線と対話したく…

『丸の内サディスティック』型コード進行のシティポップ5選

https://www.youtube.com/watch?v=H_he4RMr2qswww.youtube.com 『丸の内サディスティック』進行とは? 椎名林檎の『丸の内サディスティック』は言わずと知れた名曲ですが、実は、印象的なコード進行(IVM7 - III7 - VIm7 - I7)が使われていることで有名です…

『多動力』を読んだ ― 昨日と同じ今日を過ごしてないか?

老いとは、新しいものに興味がなくなること。 昨日と同じ今日を過ごしてないか? ― 堀江貴文 『多動力』 ホリエモンこと堀江貴文氏の『多動力』を読みました。 好奇心に正直に、そして自分のために生きている方だなあ、と感じました。しかし、「自分の時間を…

太宰治の『朝』は、昭和の『やれたかも委員会』だった

cakes.mu 太宰治の『朝』を読んでいたら、ふっと『やれたかも委員会』を思い出しました。 どうやら「情動との葛藤」は、今も昔も文学のテーマになるようです。 ほんの5分で読める超短編なので、普段あまり興味の無い方も、ぜひ。 太宰治 朝 恋愛は、チャン…

バーガーキング『炎上広告』にみる、ソーシャル時代の「ありのまま」ブランディング

燃えさかるお店 「印刷媒体は古風なメディアと思われるかもしれない。しかし実は、一流の印刷広告は顧客と非常に対話的なコミュニケーションをもたらす。」 これは、カンヌ・ライオンズで、Fran Luckin(Grey Africa, Chief Creative Officer)が出版・印刷…

No Beer, No Live

ちょうど一昨年の今日、留学先のイギリス・ニューカッスルから日本に帰ってきた。私はイギリスにいる間、ピアノ・トリオと呼ばれる3人編成のジャズバンドで演奏活動を行っていたので、帰国の前日には、そのメンバーの1人であるPeterとお酒を飲み交わすこと…

ちょっと足りない

寝すぎた日があると、どうも頭が回らない。腹は八分目がちょうどいい。精魂尽き果てるセックスは、翌日に響く。とかく欲と言うものは、満たしすぎると悪影響を及ぼすようだ。 むしろ目の欠けた竜の絵を見て、何か足りない、という渇望の妙を楽しむうちが花な…

決心の水曜日

先週の水曜日、某広告代理店の説明会に行って、突然思考が進んだので、これまでぼんやりと考えてたことを言語化した。書き終えて眺めてみると、骨子は案外ぶれていないものである。 http://ekanoh.hatenadiary.com/entry/2017/03/01/221349 以前ブログに書い…

伝えたいこととかあんまり無いんですよ

ウェブマガジンのVATEに、私が尊敬しているギタリストのひとりである馬場孝喜氏のインタビューが載っていた。 www.squeeze-jp.com 阪大の理学部で物理学を学び、そこからミュージシャンとして生きていく道を選んだ、いわゆる変わり者だ。 音楽的には、ブラジ…

『人間失格』を読んだ

十数年ぶりに、『人間失格』を読み直した。初めて読了したのは中学生のころだったように思う。当時と比べて、酒や煙草、あるいは上野とか銀座といった言葉にも、それなりにリアリティが伴うようになったことで、文章から想起される情景の解像度も格段にあが…

『確率論と私』を読んだ

伊藤清先生の『確率論と私』を読んだ。 先生が数学に出会い、確率解析の分野を作り出すまでの軌跡を描いた自著だが、心に響く内容だったのでここに記す。 数学と色即是空 まず印象的だったのは、『般若心経』の引用から始まる、先生の数学に対する解釈だ。 …

パリはおしゃれの季語である

ちょうど2年前の3月の日記を見返すと、こんな一文があった。 2015年3月23日 夜のパリを走った。 そんなことあったっけ、なんだったかなあ、と考えあぐねていたが、こないだふと思い出した。 そのころ、パリに旅行に行った。 1週間のひとり旅で、予定は何…

ハッとして、グッとくる

「ハッとして、グッとくる」は、「優れたアイデアはどういうものか?」という問いに対するひとつの答えである。「ハッ」として心が動き、「グッ」と身体を動かそうと思える、ということを意味している。たとえば、手段に新奇性があり「ハッ」として、目的が…